【各馬券の特徴】

 JRAが発売している馬券の種類に単勝、複勝、枠連、馬連、ワイド、馬単、三連複がある。この馬券は二つのグループに分けることができる。一つ目のグループは単勝、複勝。もう一つのグループは枠連、馬連、ワイド、馬単、三連複である。これらのグループで違うのはJRAが売上から天引きする割合いわゆる「控除率」が違うのだ。単勝、複勝は控除率が20%なのに対し、ほかの馬券は25%と単勝、複勝が5%有利になっている。では各馬券の特徴を詳しくごらん頂きたい。

■単勝・・・最高の買い目が18通り。オッズは低いが控除率が5%有利になっているので回収期待値が高い。実際に競馬場にいくとオッズモニターがひとめで見ることができるので資金割り振りがやりやすい。もっとも投資競馬に適している。

■複勝・・・最高の買い目が18通り。だが3つ的中する馬券があるので(8等立て未満のレースは2つ)あるので的中率は単純に1/6である。最も効率がいい馬券なのだが、オッズが低く1倍台が頻繁にあり一般的な資金力では継続していくことが困難。

■枠連・・・最高の買い目が36通り。オッズはまぁまぁだが控除率が単勝、複勝に比べて5%不利になっている。オッズモニターがひとめで見ることができるので資金割り振りがしやすい。

■馬連・・・最高の買い目が153通り。買い目が多く的中しにくいがオッズは高く、大穴があたると爆発力がある。しかし控除率が単勝、複勝と比べて5%不利になっていることや、実際に競馬場に行ったときオッズモニターが見づらく、資金割り振りがやりにくい。

■ワイド・・・買い目が153通り。しかし3つ的中する馬券があるので的中率は1/51。オッズモニターは馬連よりさらに見づらい。ほかの馬券に比べて歴史が浅いので正確な統計データとれていないのでデータを重視する投資競馬には不向き。

■馬単&三連複・・・最近発売されたばかりなのでデータがないので投資競馬に不向き。

 こうしてみると最も投資競馬に向いている馬券は資金力もそこそこあればよく、的中する確率が高く、5%優遇されている単勝が明らかに有利であるということがわかる。これらのことから投資競馬の基本は単勝であるといえる。

(日本競馬投資協会書籍参考)